No51メルマガ/4.ARROWS🏹2024年7月号

先月、インドネシア総合研究所のお招きで現地学校を見学してきました。そしてインドネシア人材活用セミナーで労働市場について日本の労働市場をお話させて頂きました。もし、ご興味等がありましたら個別でご連絡ください。今月もお時間がある時にご一読ください。

外国籍の高卒者、就職5年で「定住者」に(改正入管法)

在日外国人の子のうち、親と一緒に中高生で来日した子どもの在留資格を巡り政府は、高校を出て就職した人が、「定住者」資格に移行するための要件を明確化する。

定住者は仕事や家族との生活に制約が少なく、国内で働き始めた外国籍の住民が、将来設計を描きやすくする狙いがある。明確化される要件は、結婚相手の帯同や起業ができない「特定活動」の資格を得てから5年以上、経済的に自立し、税金や社会保険料を支払っていると認められるというもの。近く出入国在留管理庁のホームページで公表する(朝日新聞オンラインより)

 

20年ぶり新紙幣 渋沢栄一と。。。

日本銀行は7月3日、20年ぶりに新紙幣を発行した。「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一を肖像とする1万円札のほか、5千円札、千円札の3種の紙幣のデザインが変更される。

渋沢 は「日本資本主義の父」と称され、約500社の企業の設立や経営に関わった。津田は6歳の時に日本最初の女子留学生として岩倉使節団とともに渡米。女子英学塾(現津田塾大学)を創立した女子教育のパイオニアだ。北里は細菌学者として破傷風などの研究に従事、「近代日本医学の父」と呼ばれる。

デザインは専門家などの助言を得て財務省が決定した。財務省によると、肖像は、①明治以降の人物であること、②精密な写真が入手できる人物であること、③品格があり国民に広く知られている人物であることを条件に選んでいるという。

裏面は、1万円札が東京駅(丸の内駅舎)、5千円札は藤の花、千円札には冨嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」がデザインされる。

紙幣を取り扱う機器の改修の負担を抑えるため、紙幣の大きさは変えない。

紙幣の色味については、紙幣の種類を識別する手掛かりになるため、主体色(1万円札:茶、5千円札:紫、千円札:青)については、現行紙幣を踏襲した。新紙幣ではさらに、視覚障害者がより 5千円札と千円札を識別しやすくするため、 千円札の中央部分には橙色のグラデーションを配置している。

(日経ビジネスより)

 

特定技能に自動車運送業・鉄道など4分野追加

外国人労働者を中長期的に受け入れる在留資格「特定技能1号」の対象に自動車運送業、鉄道、林業、木材産業の4分野を追加する方針を閣議決定した。対象分野は現在の12分野から16分野に拡大し、新年度2024年4月から5年間の受け入れ見込み数は最大82万人に設定した。今夏から段階的に受け入れが始まる見通しで、深刻化する労働力不足を解消する狙いがある。

 自動車運送業では、バス、タクシー、トラックの運転手を対象とする。利用者とのやりとりや交通ルールへの理解が求められるため、高いレベルの日本語能力などを条件に受け入れる。トラックでは労働時間短縮で輸送力不足が懸念される「物流2024年問題」に対応する狙いがある。

鉄道では、運転士や車掌、駅員ら運輸業務を新たに対象とする。林業では、森林を育成・管理する業務、木材産業では木材加工などに従事する人材を確保する。

(産経新聞オンラインより)

日本人ワーキングホリデー若者の就職難

(朝日新聞オンラインより)

最近は日本人が増えて、全体の3割くらいになった」と話す。友人と4人で並んでいた台湾出身の女性は、お金を稼ぐためにワーホリビザでやってきた。女性は「工場かファーム(農場)で働きたいけれど、仕事がない」と肩を落とす。埼玉県出身の20代の男性は「生活に困っているのは確かだけど、もともと自分は(配布の)対象じゃない。申し訳ない気持ちもあるけれど、ありがたい」と話す。公園には、団体の活動を手伝う日本人の姿もあった。千葉県出身の大学生の女性(22)は「(食料配布が)口コミで広がり、日本人がどんどん増えている」と話す。

出稼ぎを目的になっている最近の若手ワーホリの人は海外の方が稼げるという良い噂だけで渡航して仕事探しに苦労をするという状況にぶちあったっている。今日本の会社や仕事場では日本人の若者が採用できず、外国人人材の優秀な人を採用する流れが出来ています。数年後本当に日本でも一般的な日本人が就職が難しくなることもあり得るかもしれない。

2027年から育成就労制度が開始!

1993年から30年続いた外国人技能実習制度を廃止し、新たに外国人材の確保を目的とした育成就労制度を創設するといった、出入国管理・難民認定法などの改正案を閣議決定しました。技能実習制度は国際貢献を目的としていましたが、育成就労制度では人材の確保と育成を目的としており、現在その内容は有識者によって議論・検討されています。また一年後には転職も可能になります。

2027年のスタートを予定しているということで、まだまだその内容を決定するには紆余曲折あることが想定されますが、それまでの間「特定技能」の採用を考えている企業がかなり多い印象を受けます。 (VIETJOより参照

その後、国内で採用を特定技能でする場合に転職組になるので必然的に折角採用しても別の会社に再度転職してしまうという事は起ります。

・給料を上げたい・都会で働きたい・海外はそもそも転職文化

現状より良い給与・環境を求めて常に職を探すのが一般的

「国内組」の採用が人気の理由はいくつかあると考えています。

・採用後すぐに就労可能
・今住んでいる人材なので日本語が上手
・VISA申請などが必要ないので手続きが簡単
・海外からの移動費などがかからないので費用が安い
・海外から人材を連れてくるという精神的なプレッシャー