No.20メルマガ/4.ARROWS🏹2021年11月

/////////////////////////はじめに////////////////////////////////

衆議院選挙も終え、今後の外国人雇用の議題はどうなるかと思ったら、今回の首相は外務大臣経験者の岸田さんですね。いきなり選挙戦でも公約に掲げていない移民緩和政策を打ち出してきましたが、皆さんはどうお考えでしょうか?お時間があるときに読んでください。

岸田政権「外国人労働者拡大の動き」が急浮上!

衆議院選挙、新しい内閣組閣、そして外交問題やコロナ対策等・・・・中!
衝撃のニュースが最近報じられてます!今までホワイトカラー高度人材は一部労働ビザでの更新による半永住ビザ的な在留資格許可されてましたが、今回ブルーカラー層(特定技能2号)に、日本政府が条件は一定ありますが、永住権(更新)を認める報道発表、移民制度導入ではと話題になってます。

外国人就労「無期限」に 熟練者対象、農業など全分野

出入国在留管理庁が人手不足の深刻な業種14分野で定めている外国人の在留資格「特定技能」について、2022年度にも事実上、在留期限をなくす方向で調整していることが17日、入管関係者への取材で分かった。
熟練した技能があれば在留資格を何度でも更新可能で、家族の帯同も認めます。これまでの対象は建設・造船2分野だけだったが、農業・製造・サービスなど様々な業種に広げる。

(日本経済新聞より引用より)

外国人の在留資格「特定技能」のうち、長期在留や家族の帯同が可能な「特定技能2号」について、受け入れ拡大を検討しています。人材不足が深刻な業種14分野すべてで在留期限をなくす方向だと報じています。
この件は、自民党総裁選でも、衆院選でも大きな争点とはなっていないが、岸田首相は「移民政策」にかじを切るのか。「これは、事実上の『移民解禁』ではないのか。日本社会に甚大な影響を与える可能性はあるので十分な議論をして進めるべきです。

諸外国の見る移民政策 ドイツはどうなっているの?

欧州諸国では、労働力不足解消のため大量の移民を受け入れたところ、「国のかたち」が大きく変わり、さまざまな社会問題を引き起こしてます。

ドイツでは人口のおよそ10%が移民や難民で占めています。また定住に向けたプログラムや移民政策もしっかりしていて、国の機関や行政窓口が600時間ものドイツ語教育や生活全般に困ったときに相談できる窓口を各自治体単位で設けており、外国人のドイツでの受け入れ対策を全般でしっかり対応してます。そこまでしてもいろいろとトラブルがあるので、日本はその辺を何も決めず、ただ、労働者が不足しているから海外から計画なく進めるのは私も反対です。

共生社会のための施策を整えないで踏み切れば、文化的な摩擦、近所トラブルが増える懸念も、日本もしっかりした準備と計画が必要です。

みずほ銀行システム障害は世代交代の人材活用の失敗です。

金融庁は、相次ぐシステム障害をめぐり、みずほフィナンシャルグループなどに対し本日26日にも、経営責任の明確化を求める業務改善命令を出す方針です。
みずほグループの社長と銀行の頭取などが辞任して経営体制を刷新し、信頼の回復を目指すことにしています。相次いだシステム障害をめぐり金融庁はみずほフィナンシャルグループに対し、経営責任を求める業務改善命令を出す方針です。
検査の結果、金融庁は、財務省は、みずほに対し是正措置を命じる方針です。

なぜ、ここまでみずほ銀行のシステムは不安定化した統合システムになってしまったかというと、20年前の2001年の統合の時に遡ります。

日本には遷宮という宮大工では恒例の定例仕事が何十年に一度、新神宮の建て替え引っ越しが行われている。いろいろと歴史上や伝統として何十年一度、行われる行事ではあるが、一つの理由に宮大工の職人技術の継承があるのは皆さんもご存じであると思います。

20年くらい経過すると一世代で新しい技術はより進化していく。新人には、最初から準備されているものなので、そのスキルはもちろん活用はできる。
昔からあった技術というのは、長い歴史の中で継承していかないと、そもそもの宮大工の基本の技術を継承できない。そのために何十年かに一度、行われているこの仕事は、技術を継承する重要なイベントです。

これは決して他の業界でも重要な点であると私は思います。システム業界では新しい技術ができるとそのスキルが高い人材と教育に力を入れてしまい、昔からある技術を衰退して消えゆくスキルとして軽視している傾向があります。なぜ、今みずほ銀行のシステムが安定したものになっていないのかは、理由は簡単で、30年前のシステムを知っているエンジニアが全くいなくなった。すべて退職や人員削減してしまい、当時のシステムが分かるエンジニアが現状一人も残っていないのが理由なのです。